伊集院氏を語る

出会い
大学1年の春,寝る前にふとつけてみたラジオからきこえてきたのが月曜UP'Sでした.始めの頃は2時前に
寝てしまっていたのですけど,だんだんときく時間がのびていき,最後まできくようになりました.
当時,最後の方にやっていた,「日本一短いデブへの手紙」というコーナーが大好きで,それ目当てに最後まできくように
なったのだと思います.で,まもなくして放送を録音するほどのファンになりました.


分析
まずは伊集院氏本人.これが1番大きいです.理屈っぽくてさまざまな方面への知識があって,それでいて面白い.
「ラジオは映像のないテレビとはまた別」ラジオならではのことをラジオでやろうとしています.
芸能人,特にお笑いの人のラジオをきいてがっかりしちゃうことが多いのですが,それは,ネタやってる時が面白いのであって
それ以外では普通の人であるがためだと思うのです.ここで例に出してしまうとちょっと悪いのですが,爆笑問題を例にとります.
太田さんのボケが楽しいので,それを期待してラジオきいてしまうのですよ.でも,(当然かもしれないのですが)ラジオの最中に
ボケることはほとんどない.素の太田さんがそこにいるわけです.よほどのファンならそっちの方がいいかもしれませんけど,
僕にとって太田さんがサザンの大ファンであることなんかはどうでもいいことなのです.で,きかなくなる.
ところが,伊集院氏のラジオは期待通りのラジオなのです.昨日あったことを話しているだけなのに,さまざまなところに
面白いことをちりばめてくれます.トークのすべてが面白い,これが1番大きいのだと思います.洗濯が面倒くさいから
同じトレーナーをいっぱい買うとか,どこで仕事するのかが事務所から知らされず,しようがなくぴあで調べるとか.

次がスタッフ.テレビの方がお金がたくさんもらえるのに,あえてラジオをやっている人たちです.忙しいのに,番組の打ち合わせに
1日費やす人たちです.この人たちが面白い.スペシャルウィークでは伊集院氏との対決がさまざまなかたちで行われ,それが
最高なのです.たとえば,裸・フィッシング.伊集院氏は最初裸で釣り舟にのってます.で,1匹釣るごとに服を1枚着ていくという
企画です.しかし,最初の1匹を釣りあげてパンツをはこうとした伊集院氏をスタッフはとめ,右の靴下のみをわたすのです.呆然と
する伊集院氏.2匹目で左の靴下.3匹目でやっとパンツ.しかしあまりにも好調に釣り上げるのでルール変更,スタッフも釣りに
参加し,スタッフが釣るごと伊集院氏は1枚ずつ脱いでいくことに.憤慨する伊集院氏.結局靴下のみで終了.そのままの格好で
車の助手席にのせられ高速道路の料金所で「この人タレント」と余計な紹介をされる.こんな感じの対決です.
当然,伊集院氏の逆襲もありますが.このように,スタッフも遊び心のあるすばらしい人たちなのです.

そしてリスナー.この番組で読まれるはがきは最高です.面白すぎ.リスナーが電話で参加するコーナーも,どうやったら
そんなことを思いつくのかということがバンバン出てきます.たとえば,勝ち抜き森進一選手権.これは,森進一な人をさがす
コーナーで数々の質問に対し,より森進一らしく答えるというものです.「森進一さん,ずばりライバルは誰?」「ロヂャース!」
「森さんの好きな英語は何?」「コーラ!」などなど.ドラえもんでは「ドラえもんがいつも負けてしまう,苦手な遊びは何
でしょう?」「バカラ」長嶋監督では「長嶋監督がヤクルトから一茂を獲得した1番の理由は何?」「息子にそっくりだったから」
呼吸困難に陥るほど笑ってしまいました.伊集院氏に「こんなんばっか」「脳が直接シャープペンを握ってるよ」
「全然だめだよ,思うがままかよお前ら」(褒め言葉です)と言わしめる方々なのです.
当然,伊集院氏の配慮もあります.できるだけ初めて放送をきく人にとっても面白いような,悪い意味で内輪ネタには
なっていないネタを選んでくれているのです.ネタが偏ってきたら新しいコーナーを立ち上げるなんてことも.

これらの人でつくられる番組,面白くないはずがないのです.


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